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2019/07/26

推しスポット 鴨川シーワールド!

先日初めて訪れた鴨川シーワールド!初来館だったけれども,1日過ごして大好きな場所になった!

シャチ飛ぶよ
鴨川シーワールドの魅力といえばまずはシャチのショーが観れるところだろう。シャチといえばその英語名killer whaleの名の通り,海で最強の生き物として知られている。そのシャチが人間のトレーナーと一緒にショーをするのだ。シャチは知能が高く,人懐っこい生き物でもあるらしい。だから,トレーニングをすれば素晴らしいパフォーマーになるということだろう。
ボールをタッチ
実際,すごいパフォーマーだった。なんといってもデカい。ホントにデカい。身体もデカいし、ヒレもデカい!その大きな身体を使って波を起こし,飛び,人を乗せて泳ぐから大迫力なんてもんじゃない。ショーの前、係の人が座席中頃の列でも水がかかる警告を出しまくっていた。そんな水来るのかな~と思って中列の座席に座っていたけど、はい、シャチがヒレで波を起こした瞬間,大量の水がかかりました……
ヒトがめっちゃ小さく見える
シャチがこんなに人間と一緒にパフォーマンスできるというのも驚き!トレーナーのお姉さん,シャチの背中やお腹に乗ってボートさながら乗りこなしている。水中にいるお姉さんを背中で拾ってもくれる。それに、シャチの頭の先端にも立って,シャチと一緒にジャーンプ!サーカスを見てるかのようだった。
シャチが餌を食べるところも見てたのだけど,歯が尖っていて口も大きい。私たちが食べる普通サイズの魚なんて,一体何匹口に入るんだってくらい。氷もバリバリ食べていたよ。
そして,最後は水槽サイドに乗り上げてくれたんだけど,やはり大きかった。キレイな黒に白と灰色の模様が映えて,かっこよかったよ!結局,ショー2回見ちゃった。



鴨川シーワールドの魅力はシャチだけでない!これまで行ったどの水族館よりも,哺乳類の生き物の種類が多いように思う。トドやアザラシ,セイウチ等も飼育されている。鳥類ではペリカンもいる。魚類でも,マンボウを見たのは初めてだった。マンボウもでかいのね……身体に傷がついてしまうらしく,ビニールのようなもので覆われた水槽で飼育されていたよ。それから,イルカの子どもがいた!お母さんイルカのお腹のところにくっつくようにして傍を離れずに泳ぐ小さなイルカ。飼育員さんがつきっきりで水槽前で観察してた。

思えば,他の水族館に比べて飼育員さんがたくさんいるのが印象的だったな。餌あげたり,水を管理したり,イルカのとこにいた人のように,生き物を観察していたり。お客向けサービスをしている人だけでなく,生き物の世話をしている人がだいぶ可視化されているように思う。

カメをつかむ
水族館の裏側ツアーにも参加してきたよ。水族館地下にある自家発電の仕組みや,水の濾過と温度管理の仕組み,生き物の搬入の仕方や,お客向け水槽で見せる前の飼育エリアなどを案内してもらえた。生き物を育てるって大変だよねと改めて実感。手間もお金もすごくかかる。鴨川シーワールドにはたくさんの生き物がいるからなおさら。
ところでツアー中,カメを持たせてもらえた。めっちゃ足動いてた!

そして忘れてはならないもう1つの目玉はベルーガ(シロイルカ)!!ベルーガについては別記事で書いているのでこちらを!とにかく可愛い……

そういうわけで,すごく楽しい時間だった。ゆっくり心ゆくまで鑑賞できて大満足!是非ともまた訪れたい!



2019/07/17

I LOVE BELUGA! ーシロイルカと遊びたい…

シロイルカ。なんて可愛い生き物なのでしょう。ちょこんとしたつぶらな瞳に,あひる口,そして大きくて丸っこい頭。真っ白な柔らかそうな身体をのびのび動かしてなめらかに泳ぐ…あぁもう本当に可愛い。
@上越市立水族館
5月末に新潟の上越市立水族館に行って,シロイルカを初めて生で見た。そのときに一目惚れしてしまって,また会いたいなと思って,関東でシロイルカに会えるところを探しましたよ。そしたらあるじゃないですか,2箇所も!鴨川シーワールドと八景島シーパラダイス!鴨川シーワールドは渋谷からバス1本で行けるとのことで,行きやすいし値段もお得だったのでまずはこちらに行くことに!渋谷からは2時間半くらいで着くよ。

口のところのしわしわは,脂肪が多いから?
あ~ホントに可愛かった~。鴨川シーワールドでは,おそらく4体のシロイルカを飼育していて,シロイルカの生態を知れるショーと,頭をなでられる企画がある。もちろんどちらも参加してきたよ!

シロイルカの頭を撫でよう!では,水槽サイドにちょこんと頭を出しておとなしくしているシロイルカに触ることができた。つるっとしていて柔らかい!でも今までに触ったことのあるモノにはないような感触…。改めて見ると,シロイルカさん,なんか眠たそうな顔してる。触ったあとは,シロイルカの声を聴かせてもらえた。じつはシロイルカは海のカナリヤと言われている。それくらい高くて可愛らしい声を出すのだ。だが,今回は部屋が狭かった。鳴き声あまりに大きくて,耳が割れるかと思ったよ!あの声でどんなコミュニケーションをとろうとしてたのかな。

ショーに参加してシロイルカについて分かったのは,シロイルカの身体にはめっちゃたくさんの脂肪がついていてぶよぶよ柔らかいこと,呼吸は,頭の上のほうにある穴を使って行っていること,首を横・縦にめっちゃ振ることができること,くるくる器用に回ることができること,基本高い声で鳴くが,声色を変えることが可能であること,水中では声を使ってその反響具合から周囲のモノの位置を把握しており,視力を機能させなくても障害物をよけたりできることなど。15分くらいのショーだったけれども,終わったあと,優雅に泳ぐしばらくシロイルカを見ていて,全然飽きなかったな…
動画でショーの一部を紹介するよ!


またシロイルカに会いに行きたい。それまでは,ギフトショップで買ったぬいぐるみと共に,その日を心待ちにしよう。

2019/07/12

久しぶりにK-POPを聴いてます

先日たまたまMTVをつけていたら,ついつい見入ってしまったグループがあった。BLACKPINKである!曲といい,パフォーマンスといい,彼女らのルックスといい,めっちゃかっこよい!!韓国語の歌詞はよくわかっていないけれど,メロディというか曲調というか,とにかく音楽が好き。2016年から活動しているとのことで,いろんな曲聴いたけれど,全部いい。そのときから,部屋のBGMはBLACKPINK祭りになっている。アップテンポの曲が多いから,聞いているとテンション上がってだらけモードも引き締まる…!



思えば,K-POPを聴くのはだいぶ久しぶりだ。私の韓国への興味は多分,15年くらい前に韓国の学生と交流する企画で韓国に行き,友人ができたことから始まったのだが,そのころ私が惹かれた韓国のエンタメはもっぱらドラマで,ヒョンビンとかチュウォンとか好きな俳優もいたし,ベタな展開の甘々の恋愛ドラマが好きでよく見ていた。そんな中,多分これもKBSかなんかを見ていたときに発見したんだろう。数年前,SHINeeというグループを発見し,好きになってよく聞いていた。SHINeeのときも,とにかく曲が好きだった。彼らは代表曲を韓国語の歌詞と日本語の歌詞両方でリリースしていたのだけど,韓国語の歌詞のほうが曲に合っているように感じて,好きだったから,内容はわからなくてもそっちをよく聴いていた。久しぶりにSHINeeのMVを見ているが,やはり曲,パフォーマンスがかっこいい。このキレッキレのダンスよ…。



先日,SHINeeのテミンちゃんがしゃべくり007に出ていたのを観たが,7年前に増してより美しく色っぽくなられていた(そして相変わらず可愛い…)。しかも,番組で披露していたダンスがまたすごいことすごいこと。ホントに好きでいつも考えて踊っているのだろう。もはや親戚の男の子を応援するような心持ち。

K-POP遍歴を語るのにもう1人外せない方がいた。ソン・シギョン氏…。ヒョンビンが主演だったドラマ「シークレット・ガーデン」のエンディングテーマの曲を歌ってて知ったのだけれど,彼については,本当に声が大好きで。気持ちを落ち着かせてくれる,優しくて心地よい声をしているから。昔,声を聴きたいがために彼の出演していたネットラジオも聴いていましたよ…「ラジオの終わりの”チャルジャヨ~”は”おやすみ”だよ」と友達に教えてもらい,唯一ここだけ意味が分かって聞けていた箇所だったけれども。ソン・シギョン氏の声久しぶりに聴いたけれど,ホントに好きな声…



ソン・シギョン氏は,一時期KBSで放映しているバラエティー番組「1泊2日」にも出演したのだけど,これも好きでよく観ていた。ここでは食いしん坊キャラを押し出していて,メンバーとやいやいたむろう感じもなんだか癒やされたのだよね…

こんな話を書いていたら,韓国料理を食べたくなったよ。昔,お昼食べによく行っていたお店(http://www.koyakorea.com/)また行こうかなぁ。

2019/07/09

映画レビュー 「ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス」

岩波ホールは初来場でした
ニューヨークの図書館ってどんな感じなの!?という好奇心から観に行った「ニューヨーク公共図書館」(http://moviola.jp/nypl/)。初っ端からリチャード・ドーキンスのイベントの抜粋が映されて,宗教・無神論の話が展開されるもんだからちょっとビックリした。でもこれはある意味,ニューヨークという世界の大都市で,公の立場で全ての市民や訪れた人に知を提供するNYPLのリベラルさを象徴しているのかなと思いつつ鑑賞した。

この映画はドキュメンタリー。3時間超えの長編だが,内容はNYPLで行われている著名人を呼んでのトークイベントや,就職イベントや音楽ライブ,子どもたち向けの放課後講座や科学講座,朗読会,読書会などのイベント,NYPL職員たちによる予算の割当会議,図書館利用者の様子,カスタマーサービスやリファレンスサービス,蔵書のデジタル化作業や機械による運搬,写真やイラスト資料の配架の工夫などの抜粋映像で構成されている。NYPLは本館・分館合わせて92個あるらしいが,分館の様子もその地域の街並みやそこで暮らす人々の姿とともに映し出され,観光ガイドなどで見るNYの一般的なイメージとは異なる雰囲気も感じられる。進歩的でオシャレでかっこいいNYよりも,多様性の受け入れ,寛容さの実現,社会的弱者への支援,そういうのが全編を通して感じられた。

NYPL職員たちによる予算割当会議の抜粋映像は映画の中でも1/3近くを占めているんじゃないだろうか。NYPLは税金と寄付で賄われており,力を入れているのは教育関連の企画と,市民のデジタルデバイドの解消である。教育関連の企画では読み書きや数学を子どもたちに教えたり,ロボットを作って動かす講座など。デジタルデバイドについては,調査によるとNYでネットにアクセスできない人は全体の1/3いるらしく,その人たちへのネット環境の提供に奔走していた。また昨今では,多くの仕事がパソコンを使うから,時代に求められるものに合わせて内容をアップデートしていくパソコン講座を開くことなども話に上がっていた。そして,一時期減った公からの資金が昔の水準に戻ったことを受け,市が求めているものをやりつつ,寄付金を増やしていくにはどうするか,等も話に挙がっていた。

ところで,リファレンスサービスでは,やはりというか期待通り,ユニークな問い合わせが来ていた。問い合わせに訪れたのは,ある家系について調べている女性。その家系がどこの町出身かを知りたいという。それに対して職員は,調べ方を順序だてて細かくレクチャー。移民,帰化資料,年代など資料検索に必要なワードがポンポン飛び出してきて,図書館が有している膨大な資料量が伺い知れた。
リファレンスサービスがしっかり機能している図書館は,研究や調査目的での利用者にとって非常に助かる存在だ。日本の図書館の代表,国立国会図書館は全国のいろいろな図書館でのリファレンスをツイッターで公開している(https://twitter.com/crd_tweet)私は好きでたまに見ているのだが,ホントに実にいろいろな問い合わせが来ている。全く予想もしていないような情報ばかりで,世の中の広さを実感するばかりである。リンク先の回答には,検索のプロセスも示されていて参考になる。

静かで,本の匂いがして,誰かから干渉されることもなく,座って落ち着いて過ごせる場所。私は図書館が好きだ。いつかここの図書館も訪れてみたい。

2019/07/02

私もがんばろっ! -漫画記 たなかマルメロ「俺たちマジ校デストロイ」,モリエサトシ「星空のカラス」

久しぶりの漫画レビュー。今日は最近読んだ漫画を2つ紹介したい。たなかマルメロさんの「俺たちマジ校デストロイ」と,モリエサトシさんの「星空のカラス」だ。読後感はどちらの作品も「私もがんばろっ!」。主人公たちがやりたいこと,成し遂げたいことに向かってガシガシ突き進んでいく姿はかっこよく,読んでいてパワーをもらえる。

・たなかマルメロ「俺たちマジ校デストロイ」
ネオアイドルとしての活動に精を出す,男子高校生の物語。平凡な日常を過ごしていた男子高校生のトモは,道端でもらったチラシに書いてあった”ネオアイドル”(アイドルのようなもの)に興味を持つ。アプリに登録さえすれば,誰でもネオアイドルとして活動できるということで,幼馴染のニーナと友達のメグを誘って早速登録。登録したはいいものの,ネオアイドルって何するんだ!?状態の3人。グループ名を決めることに始まり,学校でライブしたり,隣のクラスのキスケにグループの作曲家になってもらうべく粘ったり,体力つけるのにトレーニングしたり,テーマ別で開催される一般公開ライブに出たり,別のクラスのネオアイドル経験者のミユとジュンや風紀委員長のユッキーを誘ってメンバーを増やしたり,別のネオアイドルと仲良くなったり,と彼らの日々を綴っていく内容だ。
アプリ「pixivコミック」で
一部無料で読めるよ
 登場人物は主要メンバーだけでも十分多い(トモたちのグループ「マジ校デストロイ」で既にメンバー6人+プロデューサー1人)が,誰もが誰かの影に隠れることなく,それぞれがキャラ立ちしている。見た目も性格も全然違うが,誰もがなんかしら弱いところや,心のもやもや・キズを持っていて,でもみんなそれぞれにいいところがあり,それらが絡み合って一つのストーリーになっている。それが本当に面白い。問題が起これば解決し,なんだかんだありつつも前向きに進んでいくメンバーたち。そして,それぞれが持っているもやもややキズは,別のメンバーの発言や行動によって癒やされたり,そこから解放されたりもする。お互いがお互いを想って大切にしているさまがよく伝わってくる。彼らが彼ららしく,みんなでゼロからネオアイドル「マジ校デストロイ」を作り上げていくさまは,本当に応援したくなる!!!メンバー全員好きなのだけど,私はトモとニーナ推し!トモはスマホの待ち受けに,ニーナはスマホキーボードの背景に画像をセットしたよ!そして!マルメロさんといえば絶対笑顔!キャラたちの笑顔が本当に素敵なのだ。もうなんだろうね,全てがクリアになって晴れ渡ったような,それこそとびきりの笑顔を見せてくれるんですよ!!スクショした笑顔,貼っときます!
ジュン
トモ
ちなみに,「マジ校デストロイ」以外のネオアイドルたちのキャラも濃ゆい。たくさんのキャラを立たせ,描き分け,まとまったストーリーへと展開するマルメロさん,ホントに尊敬しかない。
そうそう,「マジ校デストロイ」はツイッターアカウント(https://twitter.com/majiko__23)も持っている。メンバーがつぶやいているという体で,日常のつぶやきや彼らの写真(実際は彼らのイラスト)をツイートしているのだが,そこにもそれぞれのキャラの性格が反映されていて,「マジ校デストロイ」本当は実在してるんじゃないか?と思うくらいだ。
実は,作者のたなかマルメロさんは,おげれつたなか名義でBL作品も描いている。というより,おげれつたなかのほうが知れ渡っているかもしれない。私はおげれつさんの作品もすごく好きだ。やはり,ちょっとこじらせているような男性がよく登場するのだが,それらは相手からの愛情で少しずつ癒やされていったり,落ち着いていったりして,最終的には,あぁ素敵な2人だな,よかったねー!!と,2人を見守る隊の1人としてとても幸せな気分にひたれる。もちろん,マジ校同様,キャラたちの笑顔も本当に素敵なのだ!BLに抵抗ない方は,「エスケープジャーニー」,「怪物」シリーズ(ほどける怪物,はだける怪物),「ヤリチン☆ビッチ部」もオススメ。

・モリエサトシ「星空のカラス」 
全8巻
囲碁のプロ棋士,さらにはその上を目指す女子中学生の物語。プロ棋士だったおじいちゃんに小さい頃囲碁を教わった烏丸和歌は,囲碁が大好きな女子中学生。いつものように碁会所で囲碁を打っていた和歌はプロ棋士の男子高校生プロ棋士,鷺坂総司と出会う。和歌の総司に対する最初の印象は最悪だったものの,彼の名人戦の試合を見て,彼の強さや勝利に対する執念に強く惹かれ,彼と勝負できるようになるために強くなることを決意。彼を「ししょー」とし,親からの反対や挫折,幼馴染や院生仲間との勝負などを経て,和歌は成長し,総司もまた名人戦で勝利し名人となるなど,腕を上げていく。和歌も総司も,囲碁バカと言われるくらい囲碁のことしか頭にない。それくらい囲碁に魅せられ,囲碁に苦しめられ,囲碁を愛し,強くなることを求め続けるさまはカッコいい。囲碁試合自体の描写は少なめだが,登場人物たちの囲碁に対する姿勢や囲碁を打つときの気迫は十分に伝わってくる。
2巻より
和歌は総司に対して恋心を抱いていて,総司も和歌のことを気に入っているのだけど,2人の関係は恋愛というよりも,師匠と弟子,あるいは囲碁の同志という感じである。囲碁を通して相手のことを理解するし,囲碁が2人の関係を深く特別なものにしている,という感じだ。
和歌はまっすぐ素直で負けても折れない強さがある。よく笑うしよく泣く。ちなみに総司はひねくれ者だ。そんな和歌はときおり,とても大人びた発言をするのだが,私がぐっときたシーンはこれ。「といつめたってひとの心は動かせないんだよ。変えられるのはその人の本当にカッコいい所なの」。読んだ瞬間,うん,そうだよ,ほんとにそのとおりだよ…と,この和歌に打ちのめされている少年のようになた。そして,もし自分が誰かを変えたい,変わってほしいと願うなら,自分がその人に対してカッコいい姿を見せ続けなければならないのだろう,と思った。
アプリ「マンガPark」と
「LINEマンガ」で全話無料で読めるよ
囲碁について,この漫画を読んで興味が湧いたので,ルールややり方を調べてみた。そういえば,私の好きな織田信長も囲碁が強かったとかなんとか……。早速囲碁アプリをインストールして,何度かコンピューターと対戦してみたが,いちばん下のランクにも勝てる気配が全くない。こりゃ先に詰碁をやるべきかな?という感じである。日曜日などによくEテレで放送されてる囲碁番組は,相変わらず見てもよく分からんのだが,昔はこんなん何が楽しいんだろう?と思っていたものが,今は高度過ぎてよく分からないな?に変化した。漫画をきっかけにして興味関心が広がることは私はよくあるのだが,囲碁の世界を私に開いてくれたことがまた嬉しい。

ちなみに,7巻の表紙の総司はスマホのロック画面に設定されてるよ!
以上2作品,とてもオススメなのでぜひ読んでください!

2019/06/28

コーチング関連本を読んでるよ Week 31~

コーチング関連本,122冊読了しよう企画をやっております。あと少し!

◇「ケーススタディで学ぶ 「コーチング」に強くなる本・応用編 人材育成に効果をあげるスキルアップ73の視点」本間正人,本間直人
本間正人さんのコーチング本といえば,ビジネス場面の会話脚本を使ってコーチングの手法を教示してくれるもの。今回もその手法は踏襲しつつ,応用編ということで,技術部門や家族経営の会社場面,ひとりよがりのコーチング,部下と上司に挟まれた中間管理職向けのものなど,これまでと異なる場面を想定。それらの場面での会話例を通じてコーチングのtipsを73個くれる。
会話例では,確かにコーチングをしているのであろう,ただその一方で,相手を上手く転がしてる感を感じるやりとりもちらほら。これは別の本間さんの著作の会話例を読んでいて感じたことでもあるのだが。
tipsの1つの「表現のやわらげ方に注意する」を読んでいたとき,ギクッとなった。これ私よくやるやつだと……。

◇「駆け出しマネジャー アレックス コーチングに燃える」マックス・ランズバーグ
本書の主人公は,シニアマネージャーへの昇進を控え,休暇を過ごすアレックス。休暇中,彼は自分のこれまでの会社内での振る舞いや歩みを振り返り,テープレコーダーに録音していく,という設定で話が進む。以前は部下に対する命令ばかりで人使いの荒かったアレックスが,コーチングを取り入れて変化していった様を描きつつ,コーチングを実践する際のポイントを提示していくというスタイルの本だ。
コーチングの誤解の1つは,コーチングをするには相手をよく知らなければならないというもの。著者は,相手よりも自分自身をよく知れと言う。コーチングスキルを適用する際,自分の中の心理的な壁に阻まれやすいからだ。また,コーチングは人助けのためにするのも誤解のようだ。コーチングをすることで自身が得る利益は大きい。著者は,自分自身の時間を作れ,対人能力が向上し,社内での地位向上に役立ち,仕事が喜びになり,強力な支持者をつくれると言う。
また,本書ではコーチングの際の注意点として,相手に深入りしすぎないことを挙げていた。心理学者じゃないんだから,心理分析を始めたり,深層心理など暴いたりするべきではない。

◇「武田建のコーチングの心理学」武田建
アメリカでカウンセリングや行動療法について学んだ著者。これらの心理学の理論をベースに,大学のアメフト部の監督として長年コーチングを行ってきたとのこと。
褒めることや叱ることについては,オペラント条件づけの理論に基づき,適切なタイミングと内容で褒めたり叱ったりし,行動を強化したり消去したりすることを提案している。
また,心身の緊張を解くことがパフォーマンスの向上をもたらすとし,身体弛緩の方法も具体的に提示。イメージトレーニングを詳細に行うことでパフォーマンスをリハーサルしておくことの効果も述べている。
全体を通して,とても温かさを感じる本だった。語り口は優しく,丁寧に話が進められている。

◇「エンパワーメント・コミュニケーション」岸英光
コミュニケーション=コミュニケーションによって引き起こされる私たちの中での変化とする著者。当人にとって実りのある変化を生じさせるコミュニケーションについて提示し,コミュニケーションの可能性や力を感じさせる内容になっている。
著者はテクニックに走らないコミュニケーションを主張する。be(あり方)が定まっていれば,それによって適切なdo(行動)が起こり,適切なhave(結果)が生じる。beがろくでもないところにdoしてhaveを得ようとしてもそれは無理があるというものなのだ。自分がその場そのシチュエーションでどうあるのか,を明確にし,それに応じたdo,haveと進んでいくことが理想だ。
また本書では,人がいかにとらわれた存在かを述べている。感情や感覚に乗っ取られて物事を正確に見ることができなかったり,思い込みをしたり,そして自分が囚われていることにもなかなか気づかない。そこで,自分自身を観察し,自分の感情を味わうことを提唱する。「人は自分の行動を止めるためには何でも使う」というのは印象的だった。しない言い訳のためにクリエイティビティを発揮するわけだ。だから,「○○だからできない」の〇〇を疑わなければならない。○○はたいていの場合思い込みで,考えれば可能な方法は出てくる。
コミュニケーションに関する私の感覚や考え方にとてもマッチする本だった。

◇「24時間で凡人がトップセールスに変わる!コーチング営業」林健太郎
著者は,売れる営業になるために,まずは自分自身を思い込みから開放し,そのうえで「顧客を勝たせる」営業を行うことを推奨する。苫米地英人氏の提唱する理論を踏襲したセルフコーチング手法に加え,著者自身の営業経験を盛り込んだ内容である。
「顧客を勝たせる」とは,顧客がいつ何を得たいのかを的確に把握し,そのタイミングでベストなものを提案するということである。相手の言葉や態度を観察し,相手の本音・気持ちを理解することが重要。そして,顧客の得たい!にマッチングさせる形で営業や交渉を行っていく。常に顧客視点での営業であり,自社のサービス・製品をやみくもにアピールしたり他社のサービス・製品をけなしたりすることはない。顧客にとって自社のサービス・製品が今必要ないと判断されるのであれば,時機をうかがうし,他社のサービス・製品に興味がある場合は,そっちも含めて検討することを提案する。そのようなやりとりを通して顧客との信頼関係が生まれ,価格が少し高くても買ってもらえたり,顧客がまた別の顧客を呼んでくれたりしてビジネスが広がっていくというわけだ。

◇「コーチング&カウンセリングのプロが書いたコーチング・センスが身につくスキル―「自信がない」「やりたくない」それでも結果を出すコミュニケーション・スキル」岸英光
先に書いた,「エンパワーメントコミュニケーション」の続編。前作で記されていたコミュニケーションのスタイルをベースに,本書ではコーチングの手法を説く。
これまで読んできた他のコーチング本に比べて,本書はブレーンストーミングについて多くのページを割き(20ページ程度),そのやり方を具体的に示している。ブレーンストーミングは,達成したい結果を得るにはどのような方法が可能かを探るときに利用する。
また,日々のコーチングにおいてコーチはクライアントのディブリーフィング(振り返り)を一緒に行うことを提唱する。著者は,やったことの「反省」は意味がない,何をしたらどうなったのかをありのまま捉えよと言っていた。そして,何が機能し,何が機能しなかったのか,何が役に立ち,何が役に立たなかったのかを分別し,機能したものや役にたったものは続けたり応用したりし,そうでないものはやめるなどして,新たな可能性を探っていくようサポートしていくのだ。
また,責任についても考察している。責任とは,response+abilityつまり,反応/対応する能力。著者は責任をとっている人は,「覚めており,自分の仕事に何が起きているか,いつもピンときて,明確にし,手を打つ能力をもっている人」とする。つまり,責任は明確な行動を呼ぶ。そして責任と言う言葉の意味するところは,「ある立場をとる」に近いとしている。立場をとることで行動が生まれ,結果を生むことができるからだ。また,立場をとることはストレス抵抗力を強めることにも寄与するようだ。

◇「グループ・コーチング入門」本間正人
今回の本間氏の本では,コーチとクライアント1対1ではなく,1対多数のグループコーチングを扱う。多数といっても,それぞれ悩みや問題を抱えたクライアントというよりは,会社組織の部内等でのミーティングをコーチングの手法を使って行いましょうといった感じである。部内で目標やビジョンを共有し,チームのほかのメンバーと情報共有をしつつチーム内の問題をコーチングの手法で解決していく,といった感じだ。ここでコーチは,ファシリテーターのような役割が求められる。チームメンバーの性格を生かしつつ,話し合いが円滑に効果的に進むようにマネジメントするのだ。
本間氏の本ではお馴染みのケーススタディを読んでいたら,チームのこと,最近起きてること,会議をどう進めるかの計画など,さまざまなことを把握し,考え,よく観察してないとコーチをうまく務めることはできないだろうなという印象。

◇「図解入門ビジネス 最新コーチングの手法と実践がよ~くわかる本[第3版]」谷口祥子
280ページ近くある厚い本。見開き1ページで1つの話題を扱い,コーチングの基本と場面ごとでのコーチングの活かし方,コーチングのベースとなっている心理学の知見と,コーチが活用できる心理学の理論などを収めている。
個人的には最後2章分にわたる心理学の話題にひかれた。わたしは心理学専攻で,8年もけっこう幅広く学んだつもりだが,コーチングを扱う教授はいなかったし,教科書等でも扱われなかった。だが,コーチングの本を読んでいるとロジャーズのクライアント中心療法や認知行動療法,ポジティブ心理学に通じるような話もけっこうある。読みながら,自分が今まで学んだ心理学を再度軽くではあるが学べたし,今回初めて知った事柄・領域もあり,新たに知識を得ることができた。

122/122 読了


ついに読了です!パチパチパチパチパチ!