当時好きなバンドがいくつかあった。いちばん好きだったのはL'arc en Cielだ。ラルクを知ったのは彼らがちょうど「虹」(97年)をリリースしたころだった。hydeさんの目鼻立ちのはっきりしたセクシーな顔立ちと、独特の声にすっかり魅了されてしまった。それからデビューした頃の音源までさかのぼってたくさんたくさん曲を聴いて、いつのまにか大好きになっていた。昔にさかのぼるほどメロディは美しく幻想的になり、新しくなるほど美しいメロディに少し力強さが加わって、どちらも好きだった。「DIVE TO BLUE」(98年)以降、ラルクからは少しずつ離れてしまったが、当時懸命に覚えたたくさんの彼らの歌は未だにはっきりと頭の中に残っていて歌うことができる。ラルクのほか、黒夢、Laputa、Dir en grey、LUNASEAをよく聞いていた。紹介したい曲はたくさんあるが、全部貼るわけにもいかないので個人的に選りすぐりの曲をいくつか貼った。もしよかったら聴いてほしい。
今日こんな話をブログに書いているのは、ヴィジュアル系ファンだったころよく聞いていた彼らの音楽を、無性に聴きたくなったからだ。そういうときがたまーにある。ふと思い出したように突然聴きたくなるのだ。あれから15年超経っているわけだが、今聴いても変わらずかっこいい。昔は彼らの見て呉れも好きで、1つのバンドの中にはたいてい好みな1人がいたが、今となっては見て呉れに魅了されることはない。むしろ一部のバンドについては、ちょっと行き過ぎだろうとさえ感じる(おそらく、私の嗜好が変わったせいだろう)。そして、90年代ヴィジュアル系の曲はいまいち共感できない歌詞が多いとも感じている。というか、当時も今も思うのだが、歌詞の内容がイメージしにくいのである。いまいちピンとこない。だけど曲はやっぱりステキなのだ。音と曲の雰囲気がかっこいい。私の中では全く色あせていない。
ということで、今日はヴィジュアル系祭りを開催することにする。
L'arc en Ciel 「flower」
黒夢 「Like @ Angel」
Laputa 「Breath」
Dir en grey 「Garden」
PIERROT 「トリカゴ」