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2019/08/25

動物カフェ体験記 ハリネズミカフェ&豆柴カフェ

ここ一年くらいだろうか,私は動物が好きになった。正確に言えば, 動物と触れ合いたいと思うようになった。できれば動物を飼いたいなぁという気持ちがあるのだが,ペット禁止のアパート暮らしだし,収入も十分ではないため今飼うことはできない。そんなわけで,動物カフェに遊びに行った。ハリネズミカフェと豆柴カフェだ。

◆ハリネズミカフェ
私が行ったハリネズミカフェは,浅草にあるhanao garden。店主はハリネズミのブリーダーをやっており,模様の違うハリネズミを数種類飼育している。店内で案内された席つき,手を消毒すると,裏からハリネズミを持ってきてくれる。席の前には人工芝を敷いた机があり,そのスペースでハリネズミを触ったり,ハリネズミと遊んだりするのだ。


眠そう…
ハリネズミは非常に臆病な動物らしい。だから,人間に干渉されるのも好まないのだろう。基本的に自分から人間に近づいてくることはなく,すみっこを掘る仕草をしたり,机の上に置いてある置物の中に入ったり,カラカラ回るやつで遊んだりしている。丸いのがちょこちょこ動き回る姿はとても愛らしく,見ているだけでも癒される。人間が触ろうとすると大抵逃げてしまう。やっとの思いで手のひらの上に来てもらっても,基本丸くなっているだけである。とはいえ,その姿はとても可愛いのだか。 ちなみにハリネズミを触る時には,普通に素手で触っても痛くない。普段ハリネズミは,針を立てていないから,そっと触る分には痛くないのだ。

置物の後ろからこんにちは。
1時間のハリネズミとのふれあい時間が終了した後ハリネズミの生態について店主に色々お話を聞くことができた。ハリネズミは, 寒いところでは生きられない。だから冬など気温が下がるときはハリネズミを飼育するケースの下にヒーターを入れて常に温かい状態にしておくとか。病気になっても普通の動物病院では診察できない時があるので,エキゾチックアニマルの専門医に見せた方がいいとか。安い価格で売られているハリネズミは,母親との戯れを必要とする時期よりも前に母親と離されてしまったから,病気になりやすい。だから買うべきではないとか。初めて聞く話ばかりで目からウロコだったが,同時に,やはり私に飼育は難しいなと思った。

◆豆柴カフェ
こちらは原宿にある豆柴カフェ。ここは観光客にも人気らしく,現地での予約制。受付に行ってもすぐ入ることはできず, 〇〇時からの回に来てくださいと言われる。そして1回に遊べるのは30分間である。

見つめ合い…
机の下でかくれんぼ?
このカフェに入って真っ先に驚いたことは,ずいぶん狭い空間にたくさんの犬がいるということ。そのせいか,匂いもだいぶ強い。感覚的には16畳あるかないかぐらいの空間で,犬は10匹弱匹いたように思う。そのうえ,次から次へと新しい人間がどさっと入ってくるからであろう,犬はだいぶお疲れ気味。ぐったりしているのが多かった。また豆柴カフェだが豆柴はおらず,普通の柴犬である。触ろうとすると逃げていってしまう犬も多く,半ばぐったり気味の犬を少し触るのが関の山だった。とはいえ,犬に めちゃくちゃ顔を舐められている外国人観光客もいたので,犬は人を見ているのかもしれない。そんなわけでやや消化不良気味で30分間が過ぎてしまった。

お別れ時
動物カフェはその動物について知ったり観察したりするには,手頃で良い場所かもしれない。でも動物と遊ぶとか触れ合うということになると,なかなか難しい。初対面で,しかも限られた時間で,さらに動物の生態をやや無視した環境下で,その動物と仲良くなるなんて無理にも程がある。今だからそう言えるが, 動物カフェで実際に体験するまで,気づかなかった。

動物と遊びたい,戯れたいという気持ちはムクムク湧いたままなのだが,これを満たすのにいちばんいいのは,やはり飼うことなのかな。動物,なかでもここのところはずっと大型犬と遊びたい気分!大型犬ぎゅってしたいなぁ…