今日は友人と日本酒を飲んできた。このお店,日本酒とビール(多分1種類)しか置いていなくて,3240円ぽっきりで,店に置いてある日本酒(50~60種類くらい)をいくらでも飲んでいいですよ,というスタンスでやっている。何時間いてもOKだ。持ち込みもOKなので,ほとんどの客がつまみを持ってやってくる。ユニークなお店だねーということで,行ってみたのだ。
友人に連れられてお店の前まで来てちょっとびっくりしたのは,お店にベランダがあったことである。オフィス用のテナントビル?のようなところの2階でお店を開いていて,地上に看板がはっきり出ていないから,ベランダの手すりのところにかけてある看板を見逃すと完全にどこだか分からない。さらに,お店に入ってみてまたちょっとびっくり。企業の会社などでよく使う茶色いテーブル数台と,これまたオフィス通販で買えそうなスツールで,店内に3つの島が作られているだけであった。で,お店の端っこには日本酒がたくさん入った冷蔵庫と,食べ物を持ち込んだ人のための調味料が少々置いてある,といった感じ。トイレも期待を裏切らないくらいシンプルで,これまた中小企業のオフィスのトイレ?的な感じであった。こりゃ新感覚なお店だな,といった感じであった。
日本酒のバイキング,ということで結局10種類弱くらいは飲んだだろうか。友人とおしゃべりしつつ,隣に座っていたおひとりさまのお客さんからいただいたレーズンパンとピーナツをつまみにしながら,4時間弱くらい飲んでいた。日本酒に全く詳しくないゆえ,お店の人のおすすめとか,友人のおすすめとか,信長の本拠地滋賀県のお酒とか,目にしたことのない北海道のお酒とかを適当についで飲む。それぞれの味が違うということは分かるのだが,味を言葉でうまく表現することができず,そのためだろうか,記憶にとどめておくこともできず,結局,何のお酒がどうで・・・などの次回日本酒を飲見に行くときに参考になりそうな情報を全くと言っていいほど得られないままお店を後にした(これはいつものことである)。
にしても4時間日本酒を飲んでいたって,我ながらびっくりである。日本酒オンリー(水は飲んでいたが)でそこまで飲むのは初めてかもしれない。いくら飲んでも顔色が変わらないので,周りにいる人たちからは平気そうに見られるのだが,自分の中では2杯目が終わったくらいから酔いを感じ始めていた。酔いが進むと,私はいつも以上に自分のことをよく話し,相手にズケズケ質問をするようになる。そして声がいつも以上に大きくなる。4時間友人との話が全く途切れなかったのもけっこうすごい。最近サシ飲みでこんなに話せた人いただろうか。なにやら今夜は,シラフのときより頭の回転が早かった気がしている。
以前このブログで,家で晩酌をするようになったと書いたことがあったが,最近はお酒を飲むことが以前よりも楽しく,心地よくなっている。それだけ私も大人になったということだろうか。
今夜は楽しい時間であった。