季節ごとに1回のペースで,友人と”おうちで料理しましょう会”を開いている。かしこまった集まりでは全然ないのだが,一応この会には目的があって,それは,その季節の旬の食材を料理して食べることと,1人暮らし社会人の普段の食卓には並ばなそうな料理を作ること。キッチンを提供してくれる料理好きの友人が,毎度毎度オシャレなメニュー(イタリアン)を考えてくれるので,それを持ってみんなで買い出しし,ワインを飲みつつ,つまみを食べつつ,ゆるりと3~4品作る,というのが定番になっている。
9月の初頭,会を開いた。このときのメニューは,豆腐と野菜のサラダ,ヤリイカのカルパッチョ,鶏レバーのソテー,イタリア風ラタテュイユ。トマトやナス,みょうが,とうもろこし,ヤリイカなど,夏~初秋にかけての旬の味がたっぷりつまったちょっと贅沢なメニューだ。全部大満足の味だったが,なかでも初めてお目にかかる鶏レバーのソテーは,ホクホクでとてもおいしくて,食べている間感動しっぱなしだった。
でも,この会の魅力は旬の食材を使った美味しい料理が食べられることだけではない。もう1つの魅力は,料理のテクニックを友人から学べることだ。中心になって料理するのは友人で,私はそれを見ながらお手伝いしていく感じなのだが,実際に料理しているところをを見て,真似て一緒に作っていくのは,レシピ本や料理番組を見て作るよりも,断然わかりやすいし,やりやすいし,楽しい。
今回の会では3つ学んだ。まずは味付けの仕方。さすがイタリアン好き,友人はいろいろなホワイトビネガー,オリーブオイルを試しており,何種類か常備されている。ホワイトビネガーなんて使ったことないよ!?な私に,使い方を示してくれた。どんな食材と合うかとか,使う量とか,他の調味料とのバランスとか。次に,ヤリイカの下処理について。今回初めてイカをさばいた。イカをさばく手順と墨を出さないための方法を見につけた。そして最後に,ナスの焼き方。ナスは私も家でよく焼いたり炒めたりするのだが,これはうまい!と今ひとつ感じられていなかった。友人のやり方を見て気づいたが,どうやら焼き時間とフライパンへのナスの置き方がまずかったようだ。早速自分のやり方を改善した。
次回は初冬の頃に開催したいな。